今回は、メリット、デメリットと来たので実際にどういう流れで働いているのか、私のサービススタッフとしての一日を記事にしました。
ブライダルのサービススタッフってどんな仕事をしているの?
ブライダルのサービススタッフをやろうと思うけど、どんな仕事内容があるのか分からない人におすすめの記事です。
サービススタッフってどんな仕事?
サービススタッフとはみなさんが想像しやすい、お客様に料理やドリンクを提供するお仕事です。
お客様と直接かかわるお仕事なので、敬語やマナーなどの基本的な部分は押さえておかなければなりません。
サービススタッフでついつい間違えてしまう敬語をまとめた記事はこちらからどうぞ。
今回は、よくお客様から聞かれることを三つ挙げて説明していきたいと思います。
料理に使われている食材の名称
料理の中には装飾で盛り付けているものと食用で盛り付けているものとで見分けがつかない料理があります。
そういった料理だとこれは食べられるのかどうか知りたくて、お客様は食材の名称を聞いてきます。
答える時ですが、その場で答えられのがベストです。しかし、『確認してまいります』といって一度裏で確認をとってからお客様の元へ行くのもありだと思います。
一番怖いのは思い違いをしていることなので、お客様に伝えた後は、逐一誰かと確認しましょう。
『報・連・相(ほうれんそう)』です。
また、お客様の中でアレルギーの申し出をしていない方がちょくちょくいますので、そういう方もアレルギー食材が含まれていないかどうか聞いてくる場合があります。
もしも、料理の中にアレルギー食材が含まれていた場合は食材の名称を答える前に、社員の方に報告しましょう。
厨房スタッフが、アレルギーなしの料理に作り直してくれるかもしれません。
基本的に作り直しはできませんが、複数のアレルギー持ちの方で大幅な料理変更がない限り、当日でも作り直してくれる場合が多いです。
あくまで、作り直してくれる『かも』ですので、『お客様の前で作り直すこともできます』と断言してしまわないように気を付けましょう。
お客様に伝えるのは、裏で確認を取れてからです。
ドリンクの種類
婚礼のドリンクカードはすごく小さいです。
どれくらい小さいかというと、名刺くらいの大きさです。
そのため、ドリンクの種類を省略して書いているところがほとんどだと思います。
とりわけ、気を付けないといけないのは焼酎の種類と焼酎やウイスキーの割り方ぐらいでしょうか。
焼酎の種類は麦、芋、米の3種類があります。
ドリンクの値段によって3種類なのか、はたまた2種類なのか変わってくるところがポイントです。
婚礼が始まる前にバーカウンターのスタッフに確認しておきましょう。
次に割り方ですが、お湯や水、ロックにソーダと色々あります。研修時に教わると思うので、抜けがないようにメモしておくことをおすすめします。
冬になると、日本酒の熱燗を頼まれる方も出てくるので、日本酒と言われたら熱燗or冷なのかを聞く習慣をつけておきたいですね。
たまに、マニアックなお客様がいるとウイスキーや日本酒の銘柄を聞いてくるお客様もいます。
サービススタッフをしているだけではなかなか覚えられないので、これはその都度バーカウンタースタッフに聞いてお客様に伝える方がいいと思います。
施工の終了時間
帰りにタクシーを使って帰られるお客様だと、婚礼の終了時間を聞かれる場合があります。
ちなみに、私は一回だけ聞かれました。
施工が始まる前のミーティングで、大まかな進行時間が言われると思うのでそこで、確認しておきましょう。
また、メモしておく時間ですが、私は施工の始まりと終わりの時間。中座の時間。
そして、自分の担当卓に祝辞や友人スピーチをされるお客様がいる場合は、その時間もメモしておきます。
メモ書きをその場で見なくても答えられのが、理想的ですね。
中座の入退場の時間もメモする理由は、その時間にトイレに行かれるお客様に声をかけるためです。
新郎新婦様が入退場される時にお客様には、自分の席でお二人を見送っていただきたいため、私は中座の時間もメモするようにしています。
サービススタッフの一日の動き
婚礼のある日は大体、3時間前に出勤します。
その後、一時間半程度かけて会場内の準備します。ここで、サービススタッフは自分の担当卓のセットを行います。
自分の担当卓のセットが終わり次第、裏方の仕事を手伝ったり、グラスを拭く仕事に移ります。
それが終われば、婚礼前ミーティングです。
婚礼前ミーティングでは、上に書いた記事を参考にしてもらえれば大丈夫です。
その後、15~30分の休憩に行きます。通常は30分休憩ですが、全然準備が終わらないと15分、もしくは休憩無しで婚礼が始まる場合があります。
ですが、休憩を一切取れないというわけではないので、安心してください。
最終的には一時間の休憩を取れます。
ただ、料理を運んでいるときなんかは空腹で苦痛に感じてしまうかもしれませんが(笑)
休憩の後は、先付(さきづけ)と呼ばれる冷製オードブルを各卓につけていきます。
先付のお料理を配り終えたら、自分の担当卓を最終チェックして、お客様が迎賓されるのを待ち、揃ったら婚礼スタートです。
卓にお客様が揃い次第、卓頭に立って挨拶をします。
緊張から噛み噛みの挨拶になると思いますが、噛んでしまってもあきらめずに最後まで言い切りましょう。きっと、お客様も温かい目で見守ってくださると思います。
何より、私が初めてサービススタッフをやったときは、噛みすぎてお客様から笑われたくらいですので心配しなくても大丈夫ですよ。
『当たって砕けろ』です。
砕けた後は、ちゃんとアロンアルファで破片をくっつけてください。
婚礼が始まれば、料理を出したり飲み物を運んだりと飲食店のサービススタッフと同じような動きをします。
唯一、飲食店のサービススタッフと違う点は常に時間に追われていることぐらいでしょうか。
婚礼は終わりの時間が決まっているので、お客様の迎賓が遅れてしまうと料理出しが急かされてしまうことがあります。
急かされるのは仕方ないので、焦って、お客様とぶつかってしまったりしないように気を付けましょう。
無事、婚礼が終われば後片付けです。
次に婚礼が備えている場合は、終わってからも時間との勝負になります。さっと、会場内を綺麗にした後、一件目の婚礼と同じような動きをします。
次に婚礼がない場合は、料理のバッシングをした後、使用済み食器を片付けて会場を綺麗にしたら、二度目の休憩に行けます。
ここで、社員の方が一時間の休憩になるように調整してくれます。
ウェディングシーズンでは一日に2件、同じ会場で婚礼を行う日が多いです。
その日は疲労感が凄まじい(私は、初めて二件の婚礼を経験した次の日に足が筋肉痛になりました)ですが、同時に達成感もあるので、仕事にやりがいを感じやすいと思います。
以上が、私のサービススタッフとしての1日です。
仕事量は他の飲食店に比べて多く、立ち仕事なので辛いところもありますが、その分ブライダルのサービススタッフにはスタッフ同士の繋がりが濃い特徴があります。
今回の記事が、ブライダルアルバイトを始めるか悩んでいる方の背中を押せたことを願っています!