今回は、私がブライダルでアルバイトを始めてから苦労したことについて、「ブライダルバイトを始めようか悩んでいる人向け」に紹介していきたいと思います。
ブライダルのアルバイトって大変じゃない?
なんか、仕事がきついイメージがある…
そのイメージは決して間違っていません。
私の場合は、敬語の使い方から学ばなければいけなかったのでとても苦労しました。
その経験を今こうして記事にしているわけですが、この記事が悩んでいる人の背中を少しでも後押し出来れば幸いです。
では、私がブライダルバイトで苦労したことを3つ紹介していきます。
ブライダルバイトを始めようか悩んでいるは是非、これまでの記事と合わせて最後まで読んでみてください。
最後にはきっと、あなたの悩みはキレイさっぱり無くなると思いますよ!
接客敬語が分からない
私の高校はアルバイト禁止の学校だったので、ブライダルでのアルバイトが私にとっての記念すべきアルバイトデビューでした。
ワクワクとドキドキで胸がいっぱいになりながらブライダルでのアルバイトをスタートさせましたが、真っ先にぶち当たったのは言葉の壁。
外国語並に、接客敬語の壁は分厚かったです。
そこで生まれて初めて、日本語教育を恨みました。
「漢文よりも仕事で使える敬語を教えろよ…!」と。
なにせ、今までそういう言葉を意識して使った試しがないので、お客様相手に注文を伺う時もどこかカタコトのような日本語で話していた記憶があります。
正しい敬語の受け答えが分からずあたふたしていた中、唯一、初めから自信を持って使えていたのは「失礼します」のひと言。
正直、初めて入った婚礼では「失礼します」の言葉しか言っていなかったかもしれません(笑)
それでも、ある程度のレベルまで接客スキルが向上したのは、「新人はとりあえずできるよりも慣れるのが先決」という社風の元、不慣れながら毎週のように婚礼スタッフの仕事を経験させてもらったおかげです。
そんな経験を通して、私は次のことを伝えたいです。
- 必ずしも、事前に敬語を勉強する必要はない
- 完璧な敬語を使おうと気負いすぎない。
上に挙げたような私の体験談を見た人はきっと、「アルバイトを始める前に敬語の勉強しなきゃっ!!」と思うことでしょう。
しかし、最低限の敬語は知っておくと仕事にスムーズに入れるのでオススメですが、わざわざ敬語の本を買ってまで勉強する必要はないと私は考えています。
なぜなら、基本となるベースを私たちは日頃の生活から学んでいて、なおかつ先に始めていたバイト仲間からも学ぶことが出来るからです。
特にブライダルに関しては苦労が多い分、横の繋がりが強いので分からないことがあれば気軽に聞くことができるのも強みです。
アルバイトに入りたての頃は、覚えることが多すぎてどれに注力したらいいのか分からなくなってしまいがちですが、敬語に関しては日頃の積み重ねが「上達の鍵」なので勉強することよりも実践することを心がけてみるといいでしょう。
最低限知っておいた方がいいバイト用語はこちらの記事にて、紹介しています。
気になる方はぜひ、ご覧ください。
また、2つ目のポイントで述べていますが「完璧な敬語を使おうと気負うこと」は、ときに仕事へ悪影響を及ぼします。
学生で完璧な敬語を使えるとカッコよく見えますが、居酒屋などのお客様との距離が近い場所によっては完璧な敬語は逆に障害になり得るからです。
ブライダルも同様で、居酒屋に比べると多少固い敬語を使いますが、めでたい場ですので少し砕けた敬語で接した方がいいと言えます。
まぁ、これは「慣れ」としか言いようがないので「完璧な敬語を使わなければいけないことはない」と頭の片隅で覚えておいてもらえれば十分です。
料理の内容
ブライダルの仕事に慣れてくると、結婚式場によっては新規のお客様への料理出しを任される人も出てきます。
その時に苦労するのが、料理の内容を1から説明しなければいけないところです。
先付けのお料理からメインのお料理まで、料理の種類が豊富なので「どんな食材が使われているのか」、「どれと組み合わせて食べるといいのか」などなど説明する箇所が多いです。
これらを一晩で覚えようとするのは、さすがに無理があります。
慣れてしまえば、暗記教科と同じようにスラスラと口から出てくるのですが、それまでにかなりの時間を要すと思います。もちろん、何回か研修はあると思いますが。
料理の説明の仕方について、私が参考にしているYouTubeのチャンネルがあるので下にリンクを貼っておきます。興味のある方は是非、ご覧ください。
【一流イタリア料理店】リストランテ アクアパッツァ ディナー実食
その他にも、新規のお客様を接客するときは婚礼よりも大きなプレッシャーを感じます。
スタッフは、まだ式場をどこにしようか迷っている新規のお客様を相手に接客するので、「私のヘマで成約が取れなかったらどうしよう」というプレッシャーを私の場合、ひしひしと感じました。
「深く考えすぎたよ…」と言われればそうなのかもしれません。
ですが、結婚式の相場が460万前後円であることから、自分の行動に何百万もの大金がかかっていると感じてしまい、足がすくんでしまうのです。
そういう面で、ブライダルはアルバイトでも仕事に対する責任が大きいと言われるのは当然のことなのかもしれません。
飲み物の種類
まず、大学一年生でブライダルバイトを始めようとすると当然、「未成年」の人が多いと思います。
未成年はお酒を飲むことが出来ないので、お客様から「これってどういう味のお酒?」と聞かれることが1番厄介です。
とりわけ、ワインなんかは赤・白ワイン両方2種類ずつあり、「重め」「軽め」「辛口」「甘口」をそれぞれどんな味なのか暗記していたらキリがありません。
なので、お客様に訊ねられた際はどうしても曖昧な返答になってしまいますが、そこに関しては仕方ないと割り切った方がいいと思います。
分からないものは分からない。
試したことがないものについて、分かるように説明しろというのは少々酷すぎます。
お酒の味は後から知っても、全然問題ありません。
逆に、「今までこんな味です!って勧めていたけど、飲んでみたら全然違う味じゃん!!」という新鮮な気付きがあってお酒の味を覚えやすいと思います。
とはいえ、「何の料理に料理に合うワインなのか」だけは把握しておいた方がいいと思います。
お客様に聞かれた時も、ありきたりなことを話しつつ、さりげなく「御手元のお料理に合うワインは〜」と一言付け加えるだけで、一気に玄人感が増します。おすすめの方法です。
また、夏や冬にビアホールを開く結婚式場だと、そこでもワインやお酒の種類が変わってくるのでまた覚えることが増えます。
また、時期によって季節のカクテルやワインを出しているところもあります。
例えば、11月の第3木曜日に解禁される「ボジョレーヌーヴォー」とか。季節のフルーツを使ったドリンクやハロウィン仕様のカクテルなどなど。
これが、ブライダルバイトは覚えることが多すぎると言われる所以です。
まとめ
会場のセッティングや接客の仕方に加えて、料理やドリンクの内容を覚えなければいけないのは、初めてブライダルでアルバイトを始めた方にとっては大きな障害になると思います。
ですが、悩んでいる人には覚えることが多すぎて大変でも、物は試しと思ってブライダルの世界に飛び込むことをお勧めします。
失敗が怖い人も一歩を踏み出さない限りは、何も変わりません。
私も初めは失敗したくないと思っていましたが、数え切れないくらいの失敗(失敗しすぎて逆に伝説になった)をしました。
どれだけ頭でシミュレーションしても、所詮、人間はそんなもんです。
初めから完璧にできる人は陰で努力してきた人だけです。
失敗ばかりでだめだめな私でしたが、いろんな経験をして、やっとまともな接客ができるようになりました。
アルバイト初心者の私でも成長できたのだから、あなたにできないはずがありません。
ぜひ、自分の殻を破って華々しいブライダルの世界に飛び込んでください!!